【育成13】激しく☆ダメクズで萌えてみよう

M子「さて。色々とヤンデレの魅力を伝えてきたのだけれども……どうかしら? 少しは理解してきた? ヒロくん」

ヒロ「ごめん。全然、分かんない」

M子「そう。ヤンデレの魅力は『犯罪厭わず、自分勝手に振る舞うこと』! 今まで歩んできた人生をめちゃくちゃにしてまで、他人を愛するってことなの!」

ヒロ「いや、分かんないって言ったんだよ!? オイ、無視かよ!」

M子「と、言うわけで。そろそろヒロくんもヤンデレが分かってきたことだし、今回はちょっと脇道に逸れたお話。ニッチ市場のヤンデレが、急速に台頭するのを追うように人気が出てきた、同類的ニッチニッチビッチな萌えを紹介するわん」

ヒロ「ニッチニッチビッチってなに!?」

M子「その萌えとは――――」

M子ダメクズ萌え!!(じゃじゃんっ)」

ヒロ萌えてたまるかああああああああああ!!

M子「次世代型ダメンズウォーカーって副題がついてるくらいだもの。ダメンズ好き乙女のために、そろそろダメクズキャラにも、触れないとね? むしろ、あたしの専門はコッチよ(ハート)」

ヒロ「専門って何!?」

M子「ダメクズでパッと浮かぶ、あたし得キャラクターと言えば……そうねえ。『スラムダンク』のミッチーとか。あとは、『官能昔話』CDに収録されている、『鶴の恩返し』の青年とか。『遙かなる時空の中で3』の景時とかね」

ヒロ「ちょ、ちょっと待ってよ。オレ、遙かなる時空の中で3プレイしたけど(姉ちゃんたちにムリヤリやらされた)、景時ってそんなキャラクターだった? 確かに、ヘタレ……では、あった気がするけど」

※『遙かなる時空の中で3』とは……龍神の神子に選ばれた現代の女子高生ヒロインが、源平合戦時代に召喚され、そこで平家と戦いながら、歴史的人物たちと恋愛を繰り広げる乙女ゲーム。景時とは、攻略キャラクターの一人、梶原景時のこと。CVは井上和彦さん。井上和彦さん

M子「名台詞『一緒に逃げてくれないか』……あれは、神選択肢だったわ。『一人で行って』を、どうやっても選んでしまうんだもの。選択後の、あの、がっかりした声。あの絶望した声。ヒョヒョヒョ……たまらないわあ/////

ヒロ「あんた、実はドSだよね!? ねえ!?」

M子「あたしはね、景時ルート――バッドエンドにこそ、至高の萌えがあると考えるの」

ヒロ「バ、バッドエンドに……? 嫌な予感しかしない」

M子「ネタバレしちゃうとね、『一緒に逃げる』を選択した場合、二人は、仲間からも敵からも追われる逃避行を強いられるの。世界は敵だらけ。だからこそ、二人は幸せ……そういう最後」

ヒロ「……う、うん。別にダメでもクズでもない、よね?」

M子「そう。物語はそこでおしまい。だけど、ヒロくん。考えてもみて? 逃避行よ? 一カ所になんて定住できないのよ? 仕事だってまともにつけないわ。ご飯はどうするの? 服は? どうやって生きていくの。敵しかいないのよ。誰も信じられないのよ?」

M子「心……荒むわよね

ヒロうっとりするのおかしいよね―――!?

M子「ヒロインはどんなに辛くても、前向きに景時に尽くすわ。だって、何もかも捨てて、景時についていくって選択した子だもの。だけど、景時は? 一人ですら逃げられなかった、彼は? 荒むわよねえ(悦びに震えながら)」

ヒロ「荒まない! そんな設定、公式にない!!」

M子「景時は、自分がふがいなくってたまらないの。龍神に選ばれた救世主―――きらびやかな神子(みこ)であったヒロインを、自分勝手な都合で連れ出して。ボロ服をまとわせて。彼女は痩せこけ、病気がちになり……けれど、けなげにも景時を支え続ける。
その愛が、彼には……辛い。痛い!

ヒロ妄想! それ、姉ちゃんの妄想!!

M子「そんな危うい関係の二人に、さらなる追い打ちが!」

ヒロ妄想です!! みなさん、これ以降の全て、このクルクルパーの妄想ですからね!!

M子「二人、身を寄せ合ったあばら屋。そこに突如、現われた山賊たち! 金目のものは見当たらないわ。けれど、そこには若くて美しい『女』がいたのん! 多勢に無勢、景時はおさえつけられてしまって……きゃあ、いやん! そうして彼の目の前で、破落戸たちは、ヒロインに襲いか――――」

ヒロちょおおおおお! ストップ!! ストォ――ップ!!

M子「…………景時は、自分の力のなさに、打ち拉がれるのよん」

ヒロ妄想です! みなさん、あくまで、これらは全て妄想ですから!!

M子「逃げ出しちゃうくらいだもの、景時は自分に自信がないのよ。しかも頑張れない子なの。『俺はそんな君さえまた裏切る*』とか歌っちゃう子なのよ! 意気地なしなのよ!!(ハアハア)」

ヒロ「くそう! 微妙に公式引用しやがって!!」

*『俺はそんな君さえまた裏切る』→梶原景時のキャラクターソングの歌詞。タイトル「裏切り者の悲愴な叫び」

M子「そして、自分じゃヒロインを幸せにできないと思い至って彼は、彼女を仲間のもとに返し、行方をくらましちゃうの……。ヒロインは、ずっと、景時の帰りを待ち続けるんだわ(クスン)」

M子「ね? 景時、ダメ男でしょ? 萌えるでしょ?」

ヒロ全部、あんたの妄想だ――!!!

M子「じゃあ、次はスラダンの――」

ヒロ「大体予想ついたから!! なんか、本当、ファンのみなさん、ごめんなさい!!!(土下座)

M子「あら。ますます好きになると思うんだけど……」

ヒロ「ならねーよ! バーカ! バーーーーカ!!!!!

M子「と、言うわけで。以上の妄想に萌えちゃった、ダメ好きな、貴女!」

ヒロ「いね―――よ!」

M子「ちょっと古いけど……そんな貴女に、良質なクズをご紹介するわ」

ヒロねえ!? クズに良質とかあるの!? ねえ!?

M子「こちらよ!(ドン!)」

『星の王女』

ヒロ「また、アダルト商品キタ――――――!! こりてねぇ! こりてねぇ、この人!!」

M子「彼氏に、金を稼いでこいって売春を強要され、モーテルに送り込まれたヒロイン……意に添わぬ行為に拒絶すれば、客に言うことを聞けと殴られる。ほうほうの体で彼氏のところに逃げ帰れば、待っていたのは、金はどうした、ふざけんじゃねぇ!って、ビンタ……。そして、やってきました萌えシーン! ヒロインを殴った客を、彼氏が『このクズ野郎が!』って、ボコボコにするんだけど……そのときね、クズゲスな彼ったら、『大切な彼女になんてことやらせちまったんだ、俺……』って、自己嫌悪で泣いているのよおおおおお//// これを、身もだえせずに、何にもだえろと!」

ヒロ誰得なんだよおおおお!? ニッチ過ぎるだろおおおおおおおおお!?

M子「『これはクズレベルが高過ぎる』って人には、さっきも言ったCD『官能昔話』1に収録されている、『鶴の恩返し』をオススメするわん」

ヒロ「クズレベルって何!? 鶴の恩返しで、クズって何しちゃってんの、そのCD!?」

M子「――と、言うわけで。本日はヤンデレとはまた違った萌えをお送りしましたあ」

ヒロ「ねえ!? これって、ニッチ市場なんだよね!? みんながみんな、こんな風に――――――」

ヒロ「な、何これ? これ、CDの山? え? ヤンデレ、天、国……??」

M子「それでは、今回はこの辺で。みなさん! 素敵なヤンデレ(ダメンズ)ラブライフをお送りください!」

ヒロドM倶楽部? え? なに? これ、誰得? ねえ、井上和彦さんは何やって……鶴の恩返しも井上さんだよ!? イケボイスで、何しちゃってんの!? ねえ、姉ちゃん!!」

ヒロ「オレ、女の人が、分からなくなって来ちゃったよ!!!?」

M子「――ふふ。ヒロくんったら。女心を知りたいの? それはね」

ヒロ「…………何だよ。夜空を指さしたりなんかして。女心は宇宙とでも言いたいのかよ」

M子「いいえ。――――――カオスよ」

ヒロそれでオとしたつもりかよ―――――――!?



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